本文へスキップします。

カスタムDB:詳細
終了しました
公演公演音楽観る・見る区民割引

LIVE MUSIC in HAREZA
三枝伸太郎 Orquesta de la Esperanza × Akiko Nakayama

❖❖当日券情報❖❖
1月29日(日曜)16時30分(開演1時間前)より、としま区民センター8階多目的ホールのチケット受付にて販売します。
《チケット料金》
・一般4,200円
・豊島区民割引:3,900円 *要証明書提示
・U22(22歳以下)割引:2,200円*要年齢確認証提示
--------------------------------------------------------------------------------------------------
作曲家・三枝伸太郎が心血を注ぎ、創り、削ぎ、磨いてきた、唯一無二のオーケストレーション。
技量、感性共に卓抜な10人の奇跡的な邂逅から生まれる壮大でたおやかな抒情詩。
画家・中山晃子がさまざまな素材を反応させて出現させる、生きている絵「Alive Painting」。
清々しい輝きに溢れる音楽と、絶えず変容する絵画が混ざり合ったとき、私たちはまだ見ぬ光景に出会う。

〔LIVE MUSIC シリーズとは〕
豊島区内ライブハウスの企画協力により、ライブシーンで活躍するイチ推しミュージシャンの多彩なジャンルのライブを劇場でお楽しみいただく公演シリーズ。今回は、2014年結成当初より雑司が谷タンゴバー「エル・チョクロ」でライブを重ねてきた、室内楽グループ「三枝伸太郎 オルケスタ・デ・ラ・エスペランサ」が登場。グループ初の単独ホール公演が、LIVE MUSIC シリーズで実現します。どうぞご注目ください。
日程 2023年1月29日(日曜) 17時30分開演
場所 としま区民センター8F 多目的ホール
終了しました

レコメンド・コメント/音楽ライター 小室敬幸

 溺れそうになるほど情報まみれの社会を生きる私たちは日々、情報源となる経路を自分好みのものだけに制限することで、なんとか各自が処理できる量に抑えているというのが現状だろう。くわえて動画や音楽の配信サイトでは、個々の視聴履歴に応じて好みにあった作品が次なる候補として自動的にキュレーションされてゆく。こうした効率化は、便利で快適であることは間違いないが、それまでとは異なる価値観と出会い、衝撃を受けるような機会を自らの人生から奪っているのではないかという疑念に苛まれることもある……。

 もし自分がこれまで知らなかった、時に恐ろしさを感じられるほどの絶景を観てみたいと思うのなら、騙されたと思って“三枝伸太郎Orquesta de la Esperanza”のライヴに足を運んでみてほしい。彼らのプロフィールには「タンゴの奏法を基調とした室内楽グループ」と記されており、今回のライヴでもピアソラの《リベルタンゴ》を独創的なアレンジで聴かせてくれることになっているが、あくまでタンゴは構成要素のひとつに過ぎない。
 例えば、アクの強いミュージシャンたちがロックバンドのようにぶつかり合うピアソラの五重奏団に比べると、最大10人編成となるOrquesta de la Esperanzaは「溶け合うほど調和のとれたアンサンブル」と、そこから生まれる「繊細なグラデーションを持ったハーモニー」で私たち観客を癒やすだけでなく、心の襞(ひだ)を優しくかき乱してくれるグループだ。

 深遠さはクラシックの作曲家フォーレの晩年作を思わせつつも、その中には確かにジャズのウェイン・ショーターや、ボサノヴァの父ジョビンのアレンジャーとして有名なクラウス・オガーマンといった、多様なジャンルからの影響も流入。他にも後半1曲目に予定されている《Seeds》という曲は、インド音楽由来の複雑なリズムをどこかコミカルに聴かせたりと、Orquesta de la Esperanzaにジャンルの壁はまったく存在しないかのようである。
 そのスケールの大きな音楽からは何らかの情景が喚起されることが多いのだが、今回は「Alive Painting」を行う画家・中山晃子と共演することで、新たな絶景が浮かび上がってくるに違いない。

公演概要


日程 2023年1月29日(日曜)
開演時間 17時30分開演
会場 としま区民センター 8階 多目的ホール
2階席から ホワイエ
予定曲目 ・歌っていいですか
・El dia que me quieras
・Peregrinacion
・リベルタンゴ
・Seeds
・Flowers
・光のなかで踊る
・新曲(初演)
※曲目は予告なく変更となる場合がございます。

出演者情報 

出演 三枝伸太郎 Orquesta de la Esperanza
(みえだしんたろう オルケスタ・デ・ラ・エスペランサ)
 
Photo:Haruka Akagi

映画音楽、劇伴音楽を多数手掛ける気鋭の作曲家、三枝伸太郎のオリジナル曲を中心に演奏するタンゴの奏法を基調とした室内楽グループ。2014年4月、6人編成にて初演。雑司が谷のタンゴ・バー『エル・チョクロ』を中心に公演を重ね、現在は10人編成にて活動。作曲者自身がピアノを受け持ち、バンドネオンと弦楽四重奏というセクステットを基軸に、コントラバス、パーカッション、ヴォーカルが加わる。構成メンバーは人気・実力を兼ね備えた引く手あまたの演奏家揃い。確固としたクラシック音楽の基盤の上に構築された、洗練されながらもどこか郷愁を帯びたラテンのエッセンスが絶妙に融合する三枝作品が描く彩り豊かなストーリーを、清々しい輝きに溢れた旋律が紡いでいく。エスペランサ=希望というユニットが奏でる唯一無二の音楽世界は、聴く者すべてを愛おしく、心地良く包み込む。



三枝伸太郎 Shintaro Mieda  : 作曲・編曲・ピアノ
1985年神奈川県生まれ。東京音楽大学大学院修了。アルゼンチンタンゴを皮切りに、ジャズ、ポップス、ブラジル音楽などのピアニストとして活躍。2014年にオリジナル作品を演奏する“三枝伸太郎 Orquesta de la Esperanza”を結成。 坂東玉三郎、渡辺えり、涼風真世、等、様々なアーティストのコンサートでの音楽監督や楽曲提供、また映画・舞台作品の作曲・編曲・演奏など多数手掛ける作曲家。 近年の主な活動は、NHK BS8K『国宝へようこそ』、WOWOWミュージカルドラマ『FM999』、舞台『私の恋人』、自己の作品として三枝伸太郎Orquesta de la Esperanza名義での2枚のアルバム、トリオ編成のアルバム「TRIO」、ボーカリスト小田朋美とのデュオ作「私が一番きれいだったとき」など。


北村 聡 Satoshi Kitamura  : バンドネオン
関西大学在学中にバンドネオンに出会い小松亮太、フリオ・パネに師事。世界各国の音楽祭に出演。11年、アストル・ピアソラ五重奏団元ピアニスト パブロ・シーグレルのアジアチームに選抜される。14年東京オペラシティのリサイタルシリーズ B→Cに出演。21年、ピアソラ作曲「シンフォニア・ブエノスアイレス」の日本初演に参加。これまでに波多野睦美、川井郁子、EGO-WRAPPIN'、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団と共演。NHK「青天を衝け」をはじめ様々な録音に参加している。数多くの楽団に所属して活動中。


吉田 篤 Atsushi Yoshida : ヴァイオリン
山口県出身。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学大学院室内楽科ヴィオラ専攻修了。数多くの国内オーケストラにおいて客演首席奏者を務める。現在、東京藝術大学講師。藝大フィルハーモニア管弦楽団首席ヴィオラ奏者。東京シンフォニエッタのメンバーとして佐治敬三賞、アーニマ四重奏団のメンバーとして緑の風音楽賞を受賞。またタンゴヴァイオリン奏者として小松真知子&タンゴクリスタル、京谷弘司トリオ等、国内主要タンゴバンドで活躍。アルゼンチン・ブエノスアイレスに於いても公演、レコーディングを行う。


会田桃子 Momoko Aida : ヴァイオリン
桐朋学園大学音楽学部卒業。 在学中よりアストル・ピアソラやアルゼンチンタンゴに興味を持ち、バンドネオン奏者小松亮太氏のタンゴバンド「小松亮太&ザ・タンギスツ」でタンゴの演奏を始める。 現在、アルゼンチンタンゴプレーヤーとしての活動を軸に、ジャズ、ポップス、シャンソン、ラテンなど、様々な音楽シーンでソロバイオリニストとして活躍しており、即興演奏にも定評がある。 また、自身主催の舞台では、ヴォーカルは会田が務め、歌手としても活動中。 作編曲家としても活動しており、アーティストへの楽曲提供などもしている。


吉田篤貴 Atsuki Yoshida : ヴィオラ
岐阜県大垣市出身。東京音楽大学ヴァイオリン専攻を首席で卒業。 ジャズ、タンゴを始めとする多様な音楽を柔軟に行き来し、作編曲や即興演奏も手がける弦楽奏者としてポップ〜ジャズ、ゲーム音楽シーン等において独自の存在感を放つ。 挾間美帆氏、三宅純氏など国内外の作曲家からの信頼も厚く、数々の劇伴音楽にて演奏。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の劇中音楽ではソロヴァイオリンを担当。 自身の率いるEMO stringsとして、これまでに2枚のアルバムをリリース。


島津由美 Yumi Shimazu : チェロ
6歳よりチェロをはじめ東京藝術大学にて学ぶ。 故杉山実、林峰男、向山佳絵子 各氏に師事。 在学中より幅広い活動を展開する。 国内ミュージカル公演に多数出演、映画やドラマ、ゲーム、CMなど数々の音楽録音に参加している。 B’z、八神純子、東京事変、坂東玉三郎、涼風真世、INORAN、など多くのアーティスト楽 曲に参加するほか、自身が活動するバンドにおいては10枚以上のCDを発表している。 大阪府出身。


西嶋 徹  Toru Nishijima : コントラバス
ジャズ、アルゼンチンタンゴを主軸にジャンルを超えてこれまでに数多くのアーティストをサポート。現在も数多くのグループに参加しながらライブシーンを中心に精力的に活動を展開。2018年、ベースソロによる自己のアルバム「Phenomenology 」をリリース、2021年、藤本一馬(gt)栗林すみれ(pf)福盛進也(dr)からなるグループRemboatoにて、アルバム「星を漕ぐもの」をリリース。


岡部洋一 Yoichi Okabe : パーカッション
1962年東京都出身。 トランスロックバンド「ROVO」や、プログレッシブジャズロックバンド「ボンデージフルーツ」のメンバー。 2001年、ソロアルバム「SATIATION」をリリース。2006年には、ソロライブアルバム「感覚の地平線」をリリース。 1996.97年、パーテン・パウエルとの日本ツアーに参加。 2015.16年とデイビット・サンボーン日本ツアーに参加。


相川 瞳 Hitomi Aikawa : パーカッション
東京藝術大学音楽学部器楽科打楽器専攻卒業。 ブルガリアで開催されたプロヴディフ国際打楽器コンクール DUO 部門にて 2位入賞。(1位なし) NHK-FM『リサイタル・ノヴァ』にソリストとして出演。 レコーディング、アーティストサポート、ライブ、ミュージカル、現代音楽等、ジャンルを問わず、マルチな女性パーカッショニストとして活動中である。


小田朋美  Tomomi Oda : ヴォーカル
作曲家、ヴォーカリスト、ピアニスト。ソロ活動をはじめとし、「CRCK/LCKS」のメンバー、「cero」サポートメンバーとして活動するほか、二代目 高橋竹山の演奏会ピアニストや、CM、ドラマ、映画などの映像音楽制作も行う。Eテレで放映中の『天才てれびくんhello,』の音楽を担当。映画『東京喰種トーキョーグール【S】』、『素敵なダイナマイトスキャンダル』の音楽を菊地成孔とともに担当。
出演 中山晃子 Akiko Nakayama:Alive Painting


画家。液体から固体までさまざまな材料を相互に反応させて絵を描く「Alive Painting」というパフォーマンスを行う。科学的、物理的な法則に基づくあらゆる現象や、現れる色彩を、生物や関係性のメタファーとして作品の中に生き生きと描く。ソロでは音を「透明な絵の具」として扱い、絵を描くことによって空間や感情に触れる。近年ではNew Ars Electronica opening performance 2019(オーストリア リンツ)、Biennale Nemo 2018 (フランス パリ)、MUTEK モントリオール、Tokyo 2020 オリンピック閉会式等。 http://akiko.co.jp

チケット情報

発売日 2022年11月19日(土曜) 10時から
料金 一般   4,200円
豊島区民 3,900円
U22   2,200円

*全席指定・税込
*豊島区民チケット、U22チケットは、としまチケットセンターのみ取扱い。
*豊島区民(在住・在学・在勤)はチケット引取時に要証明書提示。WEB予約の場合、豊島区民会員に要事前登録。
*U22(22歳以下)は、入場時に年齢確認証要提示。
取扱い としまチケットセンター
・オンライン https://www.s2.e-get.jp/tsm-mirai/pt/(24時間受付)
・電話 0570-056-777(10時から17時)*臨時休業あり
・窓口 東京都豊島区東池袋1-20-10 としま区民センター1階(10時から19時)*臨時休業あり
e+(イープラス) https://eplus.jp/sf/detail/3736890001
※e+(イープラス)は一般チケットのみ取扱い

お問い合わせ

事業企画グループ 03-3590-7118 (平日10時から17時)

主催 公益財団法人としま未来文化財団
共催 豊島区
企画協力 雑司が谷 TANGO BAR エル・チョクロ